●2005年11月
昔イタリアンやフレンチにあまり行き慣れていなかった頃、肥後橋のちょっとわかりにくい場所にあるこのイタリアンを、よく憧れのまなざしで見たものだった。
外観とは違って、店内は意外とカジュアルな感じで、ジーパンの客もいたりする。
入ったら浮きそうだなあ、と思っていた昔の自分が馬鹿みたいだ。
店内は結構ざわざわしていて、スタッフも、お客さん達も活気がある。
席間はそんなに離れていないが、ざわざわしているからあまり気にならない。むしろ居心地がいいくらいだ。
スタッフ達は皆喋るのが好きなようで、料理の事についてなど質問をすると、進んで応えてくれる。
質問に比べて2、3倍くらいは答えが返ってきます!
グリッシーニやパンを肴に、ワインを飲みながら前菜が来るまでの時間をつぶす。パンは冷えていて、ちょっと残念。
1品目は「鱈の白子パン粉焼きケッパー風味」。
とろとろでまろやか〜〜な白子を、香ばしいパン粉で包む。
う、旨い!! 白子のまろやかさに目がとろ〜んとなる。少量のケッパーが、白子の味を損なわない適度にアクセントになっていて、飽きが来るのを妨げてくれる。
大きさはそんなに大きくないので、ちびちびと食べる。ワインに合うし、こいつは反則的に旨いなあ。
次は 「渡りガニのスコンチリ」。
あまりに良く頼むのでなるべく避けようとしているんだけど、目にするとついつい頼んでしまう、甲殻類のパスタ。
この日も頼んでしまった。
しかし仕方ないよなあ、反則的に旨いし、ハズレないもんなあ。
どうして甲殻類とトマトソースってこんなにマッチするんだろう!!
こいつも例外ではない。パスタを皿に取り分けると同時に、夢中で食する。ああ、旨い。
スコンチリとは写真の通り、貝殻のような、アンモナイトのようなパスタだが、普通のパスタとは触感が違って面白い。
メインの1品目は、魚料理「アコウのアクアパッツァ」だ。
アコウがどんな魚かはイマイチわからないが、要は白身魚。タラに似ているが、それよりもやや身がしっかりしている感じ。
アクアパッツァは白身魚を貝やオリーブ、にんにくやドライトマトなどと水で煮る、簡単だがとてもうまい料理。
魚や貝のダシが良く出ていて、これがにんにくと良く絡まってがっつりなうまさ! これにパンを浸すとタマランのだ☆
そして最後は「熊本産馬肉頬肉の煮込み」。
でっかい馬肉の頬肉が、ごろっと皿に乗っかって登場する。添えられているのは黒キャベツ! そんなに黒くは見えないけどね。
馬肉の頬肉は食べたことがなかったけど、全然臭みがなくて、牛の頬肉と言われても気づかないのでは? というくらい。
ただ、脂身が凄いねっとりとしていて、そこが牛のそれとは違う感じ。
以上の料理と、白グラスワイン1杯と赤ワイン1杯、カクテル系ドリンク2杯で14,000円ほど。ピアノピアーノは結構有名なイタリアンなので値段かかるのでは? と思っていたが、思っていたよりは安くてほっとした。
この店では、コースもあるけど、豊富なメニューからアラカルトで注文するのがいい。この日は4品を頼んで、しっかり腹いっぱいになった。デザートやエスプレッソを店の人から再三勧められたけど、そのたびにちょっと無理です…と断ったくらい。
大阪でも有数のイタリアンと言われているだけあって、料理は奇をてらったようなものが出てきたりはしないが、かといって安直というわけでもない。
素材を生かした料理はどれも素直にうまく好感が持てるし、接客もスタッフは皆結構若いけどフレンドリーで、これも好感がもてる。
とてもとてもいい店だと思います!
肥後橋の老舗イタリアン。料理もサービスも安定感抜群!
大阪市西区京町堀1-4-22 肥後橋プラザビル1F
TEL /06-6448-5774
営業時間/11:30〜14:00、17:30〜21:00
定休日 /日曜日(祝祭日は営業)
サイト /http://www.piano-piano.co.jp/

